「沿革及記事」は西大浦村役場により、大正3年(1914)4月にまとめられた。西大浦村は中田・平・赤野・多祢寺・佐波賀・千歳・大丹生・瀬崎・三濱・小橋の10大字で構成される。緒言によると、国家構成の基礎、町村の基礎のため、宍戸郡長より町村是調査を指示され、村会で決議後、編纂を開始した。内容は以下の通り、2篇18に区分されている。
1篇 1沿革 2土地 3戸口 4職業の状態 5財産 6公費 7収入 8支出 9収支 10宗教風俗 11教育 12衛生 13慈恵及救済 14町村吏員及文書 15町村諸条規
2篇将来 1生産増収 2生産以外の施設 3結論
この内、第2節土地(地質・気象)、4職業の状態(農業・蚕業・家畜・商業・工業・水産業・林業)と10宗教風俗(風俗・習慣・迷信・風紀)をデータ化した。
原典:「沿革及記事」西大浦村、加佐郡丸山尋常高等小学校蔵、大正3年4月、舞鶴市郷土資料館所蔵