『新舞鶴案内』は新舞鶴町役場により、大正12(1923)に刊行された。同年3月舞鶴鎮守府が閉庁し、4月から舞鶴要港部となり、同時に「裏日本鉄道全通・新舞鶴港開港」記念博覧会、新舞鶴町で開催された。山口俊一新舞鶴町長の序によると、軍港の開放による商工業の発展を企図していた。一方で、鉄道や博覧会による来客にも対応したものといえる。
内容は以下の通り、5篇に区分されている。
1新舞鶴港大觀 2舞鶴軍港 3舞鶴要塞 4沿革旧誌 5名所と旧蹟
この内、本編の前後にある商店などの一覧をデータ化した。病院13、旅館11をはじめ、145件が掲載される。
原典:『新舞鶴案内』(大正12、新舞鶴町役場)、国立国会図書館所蔵、info:ndljp/pid/914501