加佐郡善行者旌表事績

  『加佐郡善行者旌表事績』は加佐郡役場により、大正12(1923)に刊行された。3月30日根本郡長の式辞によると、郡制廃止の最後を記念し、旌表(せいひょう、人の善行を褒め世に示す)式を行ったとある。対象は、1村治の成績著しく進捗した村、2村行政上の功労ある人、3教育上の功労、4勧業上の功労、5個人として特殊の行為の計1村と24名である。これに、明治44年(1911)~大正9年の3団体、10人が附録に記されている。河守町赤井のふは貞節、夫藤吉も孝子であったと、近世の『田辺孝子伝』のような内容もある。

原典:『加佐郡善行者旌表事績』(大正12、京都府加佐郡役所)、国立国会図書館所蔵、info:ndljp/pid/922677

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