小物成はすべて米納であるから合計できる(土目録でも合計を書いている)。
多い村から行永村(52.3石)、由良村(35.4石)、志高村(35.2石)、北有路村(34.9石)、森村(33.9石)と続く。少ない村は笹部村(1.7石)、小俣村(2.3石)、長内村(2.7石)、観音寺村(3.2石)である。
平均すると村高の5%程度が小物成総計となっているが、成生村(41%)、白杉村(19%)、田井村(10%)、大丹生村・千歳村・岸谷村(各9%)が村高に比して大きい。成生村は肴米(8.8石)、白杉村は竈役米(6.6石)、田井村は肴米(4.95石)がその大きな要因。