土目録地図46~49 運上のうち青梅(石)、栗(単位不明)、山椒(斤)、煎海鼠(桁)

 青梅は天台(青梅1斗)など4ヶ村が現物で賦課されている。

 栗は上安村(栗950)など6ヶ村に賦課されている。栗は単位の表記がない。

 山椒は弐ヶ村(山椒100斤)と大波村(山椒1斤)に賦課されている。1斤は600グラムとされる(明治4年)。「解説」によると、弐ヶ村は田辺藩初代藩主京極高三が郷士芦田与右衛門に同村市原谷を宛行ったとき、その年貢として毎年100斤の山椒を上納させることにしたという。代銀納も行われた。

 煎海鼠はナマコの腸を取って塩水で茹でて乾燥させたもの。中華料理の食材でもあり輸出品になった。佐波賀村(煎海鼠48桁)と千歳村(煎海鼠36桁)に現物納させている。単位の桁は不詳。

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