『西国順礼略打道中記下巻』とは

西国三十三所順礼は平安時代には成立したといわれている関西三十三ヶ所の観音霊場を廻る順礼です。宮津市の成相寺から舞鶴市松尾寺もその順路になります。江戸時代後期には伊勢まいりとセットで盛んに行われ、道中記や道中絵図も出版されました。これは下巻しかないのが残念ですが、中山寺から谷汲寺まで実際に歩いた記録です。絵が203葉のうち126葉に描かれており、当時の習俗がわかりますし、寺や道しるべなど現在もあるものは比較が出来ます。記事も「宿がきたない」などと歯に衣着せぬ物言いで書かれていて興味深い資料です。

原典:文政3年(1820)吉田屋正六著『西国順礼略打道中記下巻』(糸井文庫31-15、舞鶴市郷土資料館所蔵)

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