なつまじょう

・福知山市字筈巻他小字ハツ山他
・遺構---曲輪、堀切、堅堀、畝状空堀群
・占地---山頂　・標高---150ｍ  比高---140ｍ　・遺跡地図番号---大江町80

　この城は夏間集落南方の尾根上にあり、かつての丹後・丹波の国境に位置している。城館からの展望はすばらしく、由良川流域が一望できる。尾根を掘切で遮断し、長さ60ｍ程に渡って三段の曲輪を造成している。西側の尾根先には畝状空堀群を敷設している。曲輪の北東側堀切の30ｍ先にも径5ｍ程の円形の曲輪があり、北と東に小規模な堀切を敷設している。

　夏間集落とは距離があり、城主も不明である。