舞鶴の山城108 三日市城

みっかいちじょう

・舞鶴市字三日市小字因福谷他          
・遺構---曲輪、堀切、土塁、虎口、竪掘、畝状空堀群 ・占地---山頂    
・標高---80m ・比高---75m ・遺跡地図番号---107

 三日市はその名から中世の定期市として繁栄したと考えられる集落である。明治40年の水害により、集落は由良川の河岸段丘上から現在地に移転した。この城は現在の集落の南に位置する。今は城跡に愛宕神社がある。主郭は長さ20m程で、南東の鞍部を堀切で遮断している。主郭から北尾根に向かって二段の曲輪があり、さらに下部へ20m程離れた所にも削平地が見られる。北東斜面に敷設されている畝状空堀群は、谷へ降りる北尾根の道の防禦もかねていると考えられる。西尾根にも削平地が三段程あるが、城域から離れすぎるため、遺構としては疑問が残る。

城主に関する伝承や記録はない。

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