舞鶴の山城53 青井城

あおいじょう

・舞鶴市字青井小字城ヶ腰他
・遺構名----曲輪、堀切、竪堀 ・占地----山頂
・標高----225m ・比高----220m ・遺跡地図番号----135

 この城は、舞鶴湾に面した青井集落の南西の急峻な山頂に位置する。舞鶴湾が一望できる場所で、遺構内部には旧日本軍の軍事施設の痕跡も残っている。

 主郭の西側から南側にかけては二段の帯曲輪が主郭を取り巻いている。曲輪群の西側の尾根を二重の堀切で遮断し、南東側と北東側の尾根も堀切によって遮断し、長さ約50mの曲輪を確保している。また、いずれも堀切と平行に竪堀を敷設し、堀切を越えて来る敵に対する防禦を補強している。堀切や竪堀による防禦の厳重さに比して、曲輪の狭さを感じさせる城館である。城主に関する記録や伝説はない。

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