わえじょう
・舞鶴市字和江小字向山他
・遺構---曲輪、堀切、竪掘、虎口 ・占地---山頂
・標高---140m ・比高---130m ・遺跡地図番号---55
この城は由良川の左岸、和江集落北方に位置する。集落内を流れる和江谷川を上流に上る道は長谷地蔵へと続き、さらに行くと漆原を抜けて栗田あるいは宮津に通じる重要な道である。また、和江は由良川対岸の中山への渡船場としても重要な湊であった。曲輪から見て北側の尾根続きは堀切らず通路を確保し、竪堀を使用して防禦している。南側の尾根続きは二重の堀切で遮断している。南北二つの曲輪は、どちらも同じ高さで主郭の判断は難しい。集落に通じる道は不明である。
城主に関する伝承や記録はない。