舞鶴の山城89 白滝城

しらたきじょう

・舞鶴市字白滝小字ヒウチ他
・遺構---曲輪、土塁、堀切 ・占地---山頂
・標高---310m ・比高---120m ・遺跡地図番号---233

 この城は別所から白滝に抜ける道の北方に位置する。主郭には櫓台とみられる東西15m南北10mの土壇がある。主郭東側の尾根の堀切の先に長さ30mの曲輪があり、その先も堀切で遮断している。主郭から北に延びる尾根には小規模な七段の曲輪があり、上林方面の街道監視だけでなく、北方への警戒も配慮された城館といえる。

 連歌師の里村紹巴は蛇島で過ごした後、安久の城から岸谷を超えて上林経由で京に戻っているから、この付近が重要な街道であったことが伺われる。城主については近世の地誌類でも不詳としている。

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