まんがんじじょう

・舞鶴市字万願寺小字上ノ山他
・遺構---曲輪、堀切、土塁、虎口、畝状空掘群　・占地---山頂
・標高---140m　・比高---130ｍ　・遺跡地図番号---205

　この城は万願寺集落北方の山頂に位置する。城域は長さ130ｍ程度で、北と南の尾根をそれぞれ堀切で遮断している。主郭から西南方向にむかって三段の曲輪群が展開し、西側斜面には畝状空堀群が敷設されている。畝状空堀の上部に虎口の遺構があるので、かつてはここから西側に下る道があった可能性がある。現在は東からの道もあるが、これは山仕事のために後世に造られたものかもしれない。

城主については、近世の地誌類や伝承では坂根修理あるいはその家臣とされている。