ふくいきたじょう
・舞鶴市字下福井小字座尾他
・遺構---曲輪、堀切、堅堀 ・占地---山頂
・標高---80m ・比高---75m ・遺跡地図番号---158
この城は舞鶴市立福井小学校の西方の山頂に位置している。北西の尾根続きには二重の堀切、北東尾根には堀切とハの字形の堅堀を敷設し、東西50m南北40m程の曲輪を造成している。城道が上がってくる主郭南側には、副郭を造成して防禦している。斜面には数本の竪掘があるが、特に南側の竪堀は城道に沿う形で敷設されている。城館の西方には座尾峠を越える宮津街道が通っており、福井城とともにこの街道の入り口を押さえる形となっている。また東側山麓はかつては浜辺とみられるので、海との関わりも考えられる。
城主に関する記録や伝承はない。