にしやじょう
・舞鶴市字西屋小字大谷他
・遺構---曲輪、堀切、土塁 ・占地---尾根
・標高---160m ・比高---140m
・遺跡地図番号----271
この城は、西屋集落背後の尾根に位置しており、北の尾根を二重の堀切で遮断し、南北60m、東西30m程の曲輪を確保している。曲輪の南は空堀で区切る程度の防禦で、二重堀切側に低土塁が残るものの、曲輪全体の削平も不十分である。
「丹後旧語集」は西屋村の古城城主を井上石見守としている。伊関という城主名をあげる近世史料もある。「丹哥府志」は由里村の条で「源三位頼政の古跡」としている。