舞鶴の山城4 河辺原城

かわべはらじょう

・舞鶴市字河辺原小字西山
・遺構----曲輪、堀切、土塁 ・占地----山頂
・標高----190m ・比高----150m
・遺跡地図番号----486


 この城は、大浦半島の河辺川上流、栃尾集落南方の山頂に位置している。
 西の遺構は南側の尾根続きを二重の堀切で遮断し、長さ約70mの城域を確保している。曲輪は南が高く、北東に向かって六段に削平されている。最下段の曲輪の東側に土塁を設けていることや、東の堀切を越えて50m程のところに曲輪があることから、若狭との国境方面を意識した城館と考えられる。

 笹部や若狭の鎌倉集落などへ通じる道が城館の東側を通っており、河辺川流域を若狭の国人勢力から守るための城館と考えられるが、城主に関する記録や伝承はない。

関連する歴史の人物

関連する人物はいません。

関連するコンテンツ