『加佐郡誌』の前編第3篇町村情勢は、河守上村から西大浦村まで27町村分を各小学校の38校区にわけて記載している。内容に精粗があるのは各小学校に調査を依頼してそのまま記したためとあることから、各小学校主体の調査である。内容は、町村名、(1)戸数、(2)住民人口、(3)生業の状況、(4)主要物産、(5)人情一般、(6)各種団体名の6項目である。人口は舞鶴・中舞鶴・新舞鶴町が1万人を超え、村は3000人を超えているのは餘内・倉梯村であり、鎮守府設置による増加がみられる。また主要物産は別表とした。
原典:『加佐郡誌』(京都府教育会加佐郡部会編、大正14、京都府教育会加佐郡部会)、国立国会図書館所蔵、info:ndljp/pid/1020163