みなみありじじょう
・福知山市大江町南有路小字城山他
・遺構--- 曲輪、堅堀 ・占地---山頂
・標高---100m ・比高---90m ・遺跡地図番号 大江町58
この城は大雲橋東方の山頂にある。主郭は東西30m南北15m程の規模で、周囲は高さ10m以上の切岸という釣鐘状の地形である。主郭への通路もなく、どのようにして主郭に入ったのかが興味深い。このように斜面を削り落として角度をつける手法は北有路別城、綾部市仁和町の北野城等があり、特に由良川両岸の城館では少なからず使用されている。
城主は「竹原家文書」などがあげる矢野五郎左衛門(あるいは五郎右衛門)の他、「嶽家文書」では山名与五郎長頼としている。