舞鶴の山城102 佐織城

さおりじょう

・舞鶴市字下東小字向路他
・遺構---曲輪・堀切 ・占地---山頂
・標高—65m ・比高---55m ・遺跡地図番号84

この城は、下東の佐織谷南側の山頂に位置する。尾根先は北に向かって二股となり、現在は墓地となっている。南北20m東西15m程の傾斜を伴った主郭を中心として、北側尾根に二段と西側尾根に五段の曲輪を構築している。曲輪の下部防禦は切岸で処理している。主郭の南方の尾根は堀切で遮断している。由良川周辺の城館には、堀切の代わりに切岸を高くして防禦する手法を使うものが多い。

上福井から下東に至るには、座尾峠を越えても大船峠を越えても当城の直下を通るという街道の要衝である。中山城に繋がる打越峠をめぐる攻防が展開され、構築された城館と考えたい。

城主に関する記録や伝承はない。

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