作方年中行事とは

文化10年(1813)田辺藩が領内全村に調査させた、各村の「作方」耕作・林作などの農林漁業に関する、年中行事、1年間の祭礼、農作業カレンダー。各村別の農民・漁民の生活・生業・信仰などが判明する、全国的にも珍しい史料である。田辺藩は文化10年6月、領内へひな形を示し提出させたことがわかる。文化期、田辺藩は農業振興策を推進しており、その一環と考えられる。現在、10数ヵ村分が現存している。

参考:『舞鶴市史 通史編 上』1993  https://doi.org/10.11501/9576702

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