このブロックには、舞鶴最大規模を誇る溝尻城、畝状空堀群の見事な森（藁谷）城など個性的な城がある。また、与保呂谷は若狭や綾部の上林に抜ける道が通り、多くの城が築かれている。倉梯郷は一色氏の守護代延永氏の所領であるが、1517（永正14）年の庫橋城の戦いで若狭の武田氏らを支援する越前朝倉氏に敗れて延永氏は没落した。その後は上羽氏、矢野氏、高橋氏、桜井氏などの在地領主が活動した。行永には一色氏とのつながりがある龍勝寺がある。